吃音の ことば音楽療法 その④ 京都 ことば音楽療法

話すこと、歌うことは、息を出すことが重要です。
たっぷりと、そして、長く出すことが大切です。
吃音の方を見ていますと、息がしっかり吐けていない吸えていない様子が多いように感じます。
発声時に触診しますと、首、肩、腹部などに力が入っていることがわかります。
特に首と腹部に緊張が認められます。
声帯が閉まりがちで、腹筋に力が入りがちな状態です。
その状態では長く息が出せません。声も響きませんし長く出せません。

 

レッスンする内容を大雑把に説明しますと、
 軽いストレッチで姿勢を整えます。体の重心が把握できていないと無理に体に力が入ります。重心が把握できますと自然と息が深くなります。立位や座位などの場合も説明します。
 舌や口の体操をします。舌に柔軟性がないと声が響かず、無駄に力が入りがちになります。頬や唇の体操も行います。口腔内が共鳴しやすい状態を準備します。
 チューブをくわえて息を出します。タピオカ用などの太めのストローで息を出すことは意外と難しいです。腹筋の力の調整が必要となります。腹筋の緊張や声帯の開き具合をご自分で確認してもらい、息を長く出すことを学んでいただきます。
 チューブをくわえた構えで息を出しまま発声をしてもらいます。チューブを構えた状態では、唇が狭くなり舌が下がった状態で口腔内が広がり、共鳴がしやすい状態になっています。腹筋での呼気のコントロールもでき、声帯も開いている状態です。
 チューブなしで声を出してもらいます。重心のことを意識しながら姿勢を整え、チューブをくわえた口の構え、息や声の出し方を思い出しながら、発声をします。
 発声をしてもらう場合は、どこかを「見つめて」もらいます。見つめることで集中することに集中でき、良く響いた声が出てきます。

 

声を出すことをレッスンしましたら、言葉歌を歌いさらに息や声の出し方を学びます。
絵本の音読もなどに移ります。
別に、発音に関する説明や練習をします。苦手な発音がわかっている方が多いので、発音についてもレッスンします。図やローマ字などを用いて説明します。

 

以上のことは、教室内のレッスン内容です。レッスンで息や声の出し方、発音について学んでいただき、レッスン中での「うまく歌えた、話せた、音読できた」ことの体験で自信をもっていただき、実生活で生かしていただきたらと思っています。

 

参考文献:「心と不調を解消する アレクサンダーテクニーク入門」
      青木紀和著
     「はじめてのアレクサンダー・テクニーク」
      石井ゆりこ著
     「公開講座 介護予防としての声と嚥下のトレーニング」
      京都府立医科大耳鼻咽喉科著