かるたで発音評価 「あっちゃん あがつく たべものかるた」 京都 ことば音楽療法

当教室は、積極的に発話・発音のレッスンをしています。
音声模倣が苦手な子供たちが楽しく発音の練習ができるよう工夫しています。
発音の練習には、どの音が発音可能か調べることが必要。
その子供のレベルに合わせて調べてゆきますが、
母音の発音がみられてきた子供たちに対して、
発音可能な子音を調べてゆきます。
そこで、使うのが「たべものかるた あっちゃん あがつく」です。
絵本「あっちゃん あがつく」の弾き歌いは、どの子も大好きです。

発音を調べる方法としては、絵本と同じような弾き歌いはせず、
フラッシュカードのようにカルタ1枚ずつ呈示し、
同時に発音も1音ずつ呈示してゆきます。
カルタと発音の呈示順は、五十音表の「行」で行います。
「あ、か、が、さ、ざ~」
「い、き、ぎ、し、じ~」
まず得意な母音を先に呈示し、次々と子音を呈示してゆきます。

発音可能な母音を先頭にすると、子供たちは嫌がることが少ないので

私はよくこの順で子音を調べてゆきます。
一気に一音ずつの模倣をさせてゆく形となります。
大好きなあっちゃんの絵を見ながら、一音だけの音声模倣となりますので、
子供たちは苦手だともわからないまま、一気に終わります。
読み上げた後、カルタの量を見せながら、
「こんなに言えましたよ。すごいね~」と子供たち自身に気づかせるようにしています。
苦手意識のある音声模倣の練習への意欲につながるよう心がけています。
五十音表の「行」の順序で子音が把握できれば、
次に、子音の練習をしてゆきます。

ただ、子音の練習は子供たちの年齢やレベルに合わせて

慎重に行ってゆきます。

細かい子音の練習よりは、まずは意識的に声を出せるようになることを楽しんでもらえるよう指導してゆきます。


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