レッスン内容


① 言語療法 

お子様~成人の方が対象です。

 お子様の場合は、発語(言葉)の遅れ、自閉症スペクトラム、機能性構音障害(発音がはっきりとしていない)、吃音などで話がしにくくお困りの方等。

 成人の方は、失語症・運動性構音障害、難病による構音障害、吃音の方等。

 吃音の方に関しては、吃音とどう付き合ったらいいのか、吃音のコントールの方法などを一緒に考えてゆきたいと思います。歌うことは効果があるといわれています。ご希望であればことば音楽療法のメソッドも用います。

 

② ことば音楽療法 

 日本語には、古来よりわらべうたにみられるラ・ソ・ミの音(例:はないちもんめ)を使った独特の抑揚があります。ことば音楽療法創始者堀田喜久男がこの抑揚をベースにして日常語をリズムとメロディーに乗せたもので、ことばの習得に発達を促す上で効果を上げた活動をメソッドとして体系づけたものです。2拍子の基本的リズムフレーズ(いわゆる、337拍子)と♪ラ・ソ・ミで言語機能は伸ばすことができます。当教室ではピアノやギターなどで伴奏をします。

 お子様の場合は、年齢・発達レベルに合わせて、プログラムを作成し、レッスンをします。1音節の発音、体の部位の歌、玩具の歌、2音節の歌、2語文の歌、数え歌、オノマトペを生かした歌、指図・数字・数図カードの歌、時計の歌、お金の歌、絵かき歌、九九の歌、反対語の歌、連想しりとりの歌、つながりことば歌、文図構文(文法)の歌、「あっちゃんあがつく」の歌、量の数の歌、絵本にふしをつけて話す、ひにちの歌などなど。

 話し言葉以外に、数の概念、九九、計算、書字なども歌って楽しく勉強します。

 成人の方も対象です。言語と音楽は脳機能部位が違います。音楽を用いることは効果があるといわれています。この療法で楽しく言語訓練が受けられます。

 

③ 言語相談・発達評価

お子様の相談は、カウンセリング中心です。

「なんだか、気になる?親として心配!」

「まわりから指摘されるが、親としてわからない!」

「これって正しいことなの?間違いなの?」

などなど、言葉や発達に関してのお悩みをお聞かせください。

 

こちらがお聞きすることは、

  • いつから気になっていましたか?
  • どのように対応してきましたか?
  • どのように変化してきましたか?
  • なぜ相談しようと思いましたか? などです。

下記の検査や評価を参考に、アドバイスもさせていただきます。

1. 遠城寺式乳幼児分析的発達検査法

2. 長尾式発語前言語発達検査

3. 構音検査

4. LCスケール(言語・コミュニケーション発達スケール)

5. LCSAスケール(学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール)