ことば音楽療法と太田ステージのレッスンプログラム 京都 ことば音楽療法

当教室は、音楽を用いた言語療法である ことば音楽療法で言葉のレッスンをしています。また認知発達段階に合った取り組み課題も取り入れてレッスンをしています。
 言葉のレッスンのプログラムは、評価、分析の上、その生徒様の認知・発達段階に合ったプログラムを作成しています。
 評価の際は検査を用います。
 当教室では、太田ステージのLDTR(Language Decoding Test-Revised:言語解読検査 改訂版)を用い評価しています。
 太田ステージとは、
「太田ステージは、自閉症には特有の発達の特徴と個人差があるので、子どもの発達段階をとらえやすくするために、いくつかの発達の節目をとらえてステージ分けしたものです。太田ステージは基本的には、発達の初期の段階から順に、StageⅠ、Ⅱ、Ⅲ-1、Ⅲ-2、Ⅳの5段階に分けられます。」①
 LDTR(言語解読検査 改訂版)により、その生徒様の認知発達段階が太田ステージのどのStageにあたるのかを知り、認知発達治療の実践マニュアルのStage別の発達課題を参考にし、レッスンプログラムを組んでいます。

 

 ことば音楽療法の言葉歌を用いて、楽しい雰囲気を作りつつ、ラソミの音でミュージカルアクセントである日本語のアクセントを表現し、2拍フレーズのリズムに乗って、発話を促してゆきます
 言葉歌の他に、Stage別の発達課題(知育玩具などのパズル、手遊びの取り組み課題)を交えて、レッスンをしています。
 認知発達に合った課題を選び、課題の達成感を通して共感を結び付けることをはかります。認知発達を促し、情緒的結びつきを増してゆき、自信をもっていただくよう取り組んでいます。②③
 

 

①引用文献 太田ステージによる自閉症療育の宝石箱 永井洋子・太田昌孝編p24
②参照文献 認知発達治療の実践マニュアル 永井洋子・太田昌孝編
③参照文献 自閉症治療の到達点 第2版 太田昌孝・永井洋子・武藤直子編p49