動作語の理解 教材づくり こども絵じてん 太田ステージStgageⅡその② 京都 ことば音楽療法

動作語の理解の練習に「こども ことば絵じてん」を使っています。
スキャン・印刷・ラミネート加工して使ったり、
パワーポイントに貼ってオンラインレッスン教材として使用しています。
「食べる、走る、飲む」等の動作語の練習教材に利用しています。
この「三省堂 こども ことば絵じてん」は辞典なので、その言葉の例が載っています。
短文でその言葉の例を挙げ、絵もその短文に合った絵になっています。
情景画になっているので、動作の練習に活用できています。
絵じてんでは、
「ケーキ」は「ケーキを食べる」の絵、
「たべる」は「スパゲッティを食べる」の絵など、
名詞をひいても情景画になっています。
同じ動作でもいろんな情景画が載っていますので、大変重宝しています。

 

動作語の練習は、太田ステージではStgageⅡから始まります。動作語理解の課題のねらいは、日常よく体験している動作を表す言葉の理解を促すことです。
「ケーキを食べているのはどれ?」と名詞と動作語で問い、カードを取らせます。
あるいは、動作語だけで問う課題もあります。「食べているのどれ?」と問いカードを取らせます。①
言葉歌で「た、た、たべる、ケーキをたべる。」「ケ、ケ、ケーキをたべる」と歌い、
歌の後にカードを指さしさせます。
「ケーキをたべているのは、どーれ?」
「そうです。バンザイ」と歌います。

 

StageⅡは「シンボル機能の芽生えの段階」です。物には名前があることがわかりはじめた段階であり、指さしできるようなった段階です。②
さらに指さしを確実にできるように、名詞理解を確実にできるように練習していきます。③
動作語の練習はStgageⅢ-1から重点を置かれていますが、レッスンではStageⅡの生徒にも名詞理解の促すために動作語の理解の練習を重点を置いてしています。

 

①認知発達治療の実践マニュアル p116
②自閉症治療の到達点 p22
③認知発達治療の実践マニュアル p100  p111

「こぐまちゃん、うたいます」
「バ、バ、バナナ、バナナをたべる」「た、た、たべる、バナナをたべる」
画像はイメージです。