動作語の理解 太田ステージStageⅢ-1その⑤ 京都 ことば音楽療法

並べた絵カードの中から「猫はどれですか?」とこちらがたずねたら猫の絵カードを指さしができ、「飲むのはどれですか?」とたずねたらコップの絵カードを指さしできる段階。この段階は物に名前があることをはっきりと認識するようになる段階です。
 この段階では、言葉の世界を豊かにすることが一つの目標となります。語彙数を増やす、動作語、簡単な文の言語表現などの課題を通して言葉の意味理解を豊かにするように働きかけてゆきます。
 動作語の理解の練習では、絵カードと言葉歌を用います。
ですが、動作について理解することは絵カードだけではわかりにくいものです。そこで2語文の言葉歌を聴きながら、歌いながら言葉の理解を深めてゆきます。歌を通してイメージが膨らみます。
「あ、あ、歩く~。アヒルが歩く~」
一通り歌った後、並べた絵カードの中から「アヒルが歩いてる絵はどれすか?」とたずねて理解を深めます。

 

参考文献:認知発達治療の実践マニュアル 自閉症のStage別発達課題 p142、157

レッスンでは絵カードを用いますが、
ブログ掲載は著作権のためできませんので、
アヒルちゃんの写真を載せました。
「あ、あ、歩く~。アヒルが歩く」

「た、た、食べる。リンゴを食べる」